あいうべ体操実践 Ver.1.1.0

このアプリについて

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【発売とバージョン】

 このアプリの名前は「あいうべ体操実践」です。福岡市博多区の「みらいクリニック」院長今井一彰先生(内科医)が開発された「あいうべ体操」を実践するためのアプリです。口呼吸を鼻呼吸に改善していく簡単な口の体操です。
 
 このアプリは86歳の鈴木富司(トミ爺)が今井一彰先生の許可を頂いて、まずは自分の健康維持のために開発したものです。トミ爺はシニアのためのアプリを8本リリース済みですが、このアプリも構想、レイアウトデザイン、コーディングを自ら行い開発したものです。前回リリースした片足立ち健康法などの健康法用のアプリ「読み上げウォッチ」のウォッチ機能を応用して開発しました。コーディングについて何人かの先輩に教えて貰いながらの開発でした。まだ、未熟な部分もありますが、「あいうべ体操」を実践される方のお役に立てれば幸いです。
 
 2021年7月に最初にリリースし、最新のバージョンはVer.1.0.0です。このアプリは広告の付く無償版です。将来的には、バージョンアップの時に、有料で広告を削除する機能をつける予定です。iPhone用とiPad用があります。レイアウトは若干違いますが、機能と内容は同じです。いずれも縦型で使用します。
 
 2021年10月に、より使い易くするために、Ver.1.1.0にバージョンアップしました。バージョンアップ内容は、下記に示します。
 

【このアプリの概要】

 このアプリは健康法「あいうべ体操」をiPhoneの画面を見ながら行い、その実践した回数をボタンで記録するアプリです。
 
 今井一彰先生が開発した健康法「あいうべ体操」については、次項の「この健康法について」をご参照ください。
 
 
 最初の画面はタイマーにより時間の進捗に合わせてタイマーの針、「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」という文字、あ、い、う、べと発音する顔の画像を5秒ごとに変化させて表示されます。また、あいうべ体操の開発された経緯、要点、医学的解説、アプリの使い方、注意点などを120個の短文で表現して画面に表示します。
 

  記録ボタンを押すと記録画面に移ります。記録画面では、このアプリで実践した1日の回数や唇テープを利用した有無をボタンでインプットできます。回数のインプットはお風呂などでアプリを使わずに実践する場合もありますので、自動インプットは避けて、すべて手動の+ーボタンでインプットするようにしました。修正も+ーボタンで行えます。 朝夕などにわけてインプットすると下に累計回数が表示されます。
 
 唇テープの使用有無もボタンで選択して記録ができます。
 
 また、朝、昼,夕、夜ごとにインプットできるようにしてありますので、実践の度にインプットして、夜寝る前にその日の累計をまとめて記録してください。「本日の回数記録」ボタンを押すと記録されて、一覧表に飛ぶようになっています。
 
 間違ってインプットしたまま、一覧表が表示された場合は、下記の画像のように改めてマイナス数字か、プラス数字をインプットして表示させてください。同じ日付を複数表示することはできます。

 
 なお、初回はこのアプリを使う前に実践した回数を記録することができます。年月をスライドしてインプットし、過去の回数は項目に触れるとキーボードが現れますので数字をインプットしてください。過去の記録がなければ「過去の実践なし」ボタンを押してください。自動で次の一覧表に飛びます。2回目からは過去のインプット画面は現れず、直接一覧表が開かれます。
 
 一覧表には、日ごとの回数と唇テープの使用有無が表示され、上部に合計数値が表示されます。一番下部にある茶色地の4つのボタンでそれぞれの画面に直接飛びますので、最初の実践回数をインプットする画面は左から2番目です。3番目は一覧表が現れます。 上記の一覧表サンプル画像では同じ日(7月9日)が並びますが、毎日記録すると日にち毎の回数が並ぶようになります。
 

【制作】

 このアプリはアップル社のXcodeSwiftUIというアプリを使って制作しました。
 
 アプリのコーディングについてはいくつかのSwift関係の勉強会に出席するなどして支援を頂いております。特に、藤治仁様、小林雄一様及び武智和也様には大変お世話になりました。また、teratailというQ & Aのサイトにもお世話になりました。感謝しております。
 
 お教え頂いたコードにつきましては、内容を理解した上で自分の表現方法として、アプリに仕立てたものです。
 
 画面のレイアウトの制作は鈴木富司が制作し、色調については nicospyderさんに助言を頂き、コーディングが可能な範囲で助言を反映しました。
   
 第1画面に用いた4つの顔画像は、みらいクリニックのHPに掲載のフリー画像を使わせて貰い、今井一彰先生の追認も頂いています。
 
 アイコンの画像は、上記の顔画像の一部と、私の孫娘のkazami が描いた私の似顔絵をベースにnicospyderさんが描いたものです。
 

【スピード】


 「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」は標準で5秒で変わります。そのスピードを10秒、7秒、5秒、4秒、3秒に変えることができます。リセットボタンとスタートボタンの下のボタンを選択することで変更できます。スピードの変更に合わせて回数や経過時間も変更になります。この体操を始めて、当分の間は標準の5秒で実践することをお勧めします。将来必要に応じてスピードの変更を使ってください。
 
 なお、上段の解説短文の表示は標準の5秒で変更するようにしてあります。3秒では速すぎて読めないからです。
 

【解説文】


 体操を続けていると、その意義や体操の仕方を忘れてしまいます。そこで、アプリの中に時々でも目に触れるように今井先生の想いと体操の方法を短文で表示するように設計しました。退屈しのぎにもなると考えます。アプリの第1画面の上段に2行で現れる解説窓を設けました。そこに、120個のテキストが5秒ごとに現れる仕掛けにしました。体操30回でこの120個のテキストは全部表示され、以後繰り返します。
 
 この短文は「あいうべ体操」の開発者である今井先生にチェックして頂いています。
 
 10回実践して、その都度リセットボタンを押してしまうと、1/3しか解説短文に触れないことになりますので、1日に分割して30回やる場合は、リセットボタンではなく、ストップボタンを押して保留しながら止めてください。再開する時は、再度スタートボタンを押してください。
 
 「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」30回以後は01より繰り返し、360項目表示して90回で止まります。ストップボタンやリセットボタンを押し忘れるとずっと時計が回ることになります。それを避けるために、1,800秒(30分)で止まるようにしてあります。
 
 この機能は、正しい体操の方法を意外なほど忘れてしまうと実感して加えたものです。例えば「筋肉をしっかり動かせると効果も出やすいのでマンネリにならないよう意識しましょう。」という解説短文を載せましたが、私自身マンネリになって筋力トレーニングということを忘れて、形だけ「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」を繰り返していた反省を込めたものです。
 

【Ver.1.1.0へのバージョンアップ内容】

Ver.1.0.0での4つの不具合を修正しました。このバージョンアップにより、更に使い易くなりました。
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第1画面2行の解説文レイアウトを修正し、機種により文章が欠落する不具合を修正しました。
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初めて使うひとのために、アプリの使い方を表示する?マークを案内する大きな表示を設定しました。なお、一覧表を使い始めると大きな矢印は消えます。

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朝、昼など途中で合計記録ボタンを押すミスを防ぐため、一日の実践合計記録を行うインプットボタンに確認のアラートを設定しました。

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夜の 24時以降にその日の合計記録ボタンを押す場合を考えて、日付の変更を 2時間ずらし午前 2時に設定しました。これにより日ごとの一覧表でのずれを防ぎました。

【解説文一覧表】

項目 解説文 グループ
1 「あー」と口を大きく開く。普段より大きめに開けてください。 操作方法
2 「いー」と口を大きく横に広げる。首に筋が張るくらいまで広げます。
3 「うー」と口を強く前に突き出す。しっかりと前に突き出します。
4 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。顎の先をなめる感じです。
5 スタートボタンで時計盤の針が動きますので、体操をはじめてください。
6 あ、い、う、べ と発声するように、文字と画像で促します。
7 針の動き、顔の画像、あ、い、う、べ文字に合わせて発声してください。
8 声を出せない場合は、口と舌の筋肉運動と考えて無音で動かしてください。
9 標準では5秒ごとです。その他に、10秒、7秒、4秒、3秒も選べます。
10 ストップボタンで一時止まり、スタートボタンで時計盤の針が再度動きます。
11 リセットボタンまたは90回で元に戻り、回数と経過時間は0になります。
12 あ、い、う、べ表示の上に回数と経過時間を示します。
13 10回を1セットとし、1日30回を目安に毎日続けてください。
14 この体操は「みらいクリニック」院長今井一彰先生(内科医)が開発されたものです。 今井先生の健康法開発経緯
15 口呼吸を鼻呼吸に改善していく簡単な口の体操です。
16 リウマチの患者さんは独特な口臭があることがヒントとなり、開発しました。
17 「炎症がひどくなるほど口臭が強くなる」という発見が動機となりました。
18 口呼吸によって口腔内に雑菌が繁殖しやすくなります。
19 当然、口臭も強くなります。口呼吸と口臭には大きな関係があるのです。
20 匂いの原因は歯肉炎や歯周病などの口内の炎症でした。
21 口の中の炎症とリウマチなどの病気は関係があると気付いたのです。
22 歯の病気は歯を磨くだけでは防げないのです。口呼吸を止めなければなりません。 口呼吸の弊害と鼻呼吸の利点
23 口を開けていると病原体や空気中のゴミは入り放題です。
24 口呼吸をすると口の中は乾燥し、唾液が少ない状態になります。
25 口呼吸をすると悪玉菌が増殖し、口臭や歯肉炎が引き起こされます。
26 喉にあるリンパ組織が免疫異常を起こすと、大変なことになるのです。
27 リンパ組織が冒されると免疫システムが異常になります。
28 免疫システムが異常になるとリウマチなどの病気を引き起こします。
29 免疫系の働きも阻害され、炎症も悪化していくと考えられます。
30 そいう理屈で口呼吸をするとリウマチなどの病気が起きるのです。
31 鼻呼吸の場合、鼻毛という天然のフィルターでチリや花粉、細菌がブロックされます。
32 鼻呼吸では、空気の温度や湿度も調整してくれます。
33 口呼吸では、鼻呼吸の機能がないまま直接空気を体内に取り込みます。
34 本来、呼吸は鼻呼吸で行うべきもので、口で行う呼吸は間違った呼吸です。
35 人間は、話す機能が発達したため、口でも呼吸ができてしまう哺乳類です。
36 鼻で呼吸しているつもりでも、口で呼吸をしている人が少なくないのです。
37 そこで、習慣で口呼吸をしている人を体操で習慣を変えましょうという提案です。
38 口呼吸の習慣を続けている限り、病気にかかるリスクは高まっていきます。
39 鼻呼吸は健康を取り戻すスイッチです。鼻の役割を理解しましょう。
40 鼻は呼吸するための器官です。安全な空気を効率よく身体に負担なく取込ます。
41 鼻水と鼻毛で有害物質やゴミが肺に入るのを防ぎます。
42 入ってきた有害物質の毒性を弱くします。これも鼻水と繊毛作用の働きです。
43 鼻水がからめ取った有害物質は肺に入らないように胃に運ぶのです。
44 深く呼吸ができ、酸素をしっかり肺に取り込めます。
45 途中で空気を暖めるので身体の冷えを妨げます。
46 温かく血流の多い舌を上あごにぴったりつけて呼吸するのが理想です。
47 鼻から空気を吸うと脳が冷やされて、しっかり働くようになります。
48 口呼吸では入った空気は冷たいまま喉に入り、身体を冷やします。
49 左と右の鼻の穴は2〜3時間ごとに交代で空気を通しています。
50 一日の呼吸回数は何と2万回です。交代することで片方を休ませています。
51 休んでいる穴では粘液をだし、線毛作用で掃除をしているのです。
52 鼻は自動洗浄機能がついていますが、口呼吸すると汚れっぱなしなのです。
53 口呼吸は鼻呼吸より浅く速い呼吸になり、酸素の取込量は段違いに減ります。
54 しかし、口呼吸は楽ですから、意識しないと口呼吸になり筋肉が弱ります。
55 筋力を付けることにより、鼻呼吸を習慣化できるようになります。
56 「あいうべ体操」は鼻呼吸を習慣化するための体操です。 あいうべ体操について(リマインドを兼ねて復唱)
57 「あー」と口を大きく開く。普段より大きめに開けてください。
58 「いー」と口を大きく横に広げる。首に筋が張るくらいまで広げます。
59 「うー」と口を強く前に突き出す。しっかりと前に突き出します。
60 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。顎の先をなめる感じです。
61 この「あいうべ体操実践」はタイマーと組み合わせたアプリです。 アプリの説明
62 86歳のトミ爺が自分の健康維持のために今井先生の許可を頂き作りました。
63 Apple社にアプリ申請して、広く普及するようにしました。
64 秒針、「あー」「いー」「うー」「ベー」と顔の画を見ながら発声してください。
65 あ、い、う、べ表示の上に回数と経過時間を示します。
66 標準では5秒ごとです。その他に、10秒、7秒、4秒、3秒も選べます。
67 上段に解説文が現れます。ありがたい教えでも忘れます。時々眺めてください。
68 下部にある2番目のタブ「本日の回数」で記録を取ることができます。
69 アプリを使わずに体操する場合を考えて記録は手で入力する方式にしました。
70 1日の累計回数と唇テープの使用有無を記録するため赤いボタンを押します。
71 このアプリを初めて使う場合は、過去の実績もインプットできます。
72 一旦過去の実績をインプットすると過去の実績を記録する画面は再度現れません。
73 1日ごとの実績と唇テープ使用実績の一覧表が自動で表示されます。
74 3番目のタブ「記録一覧」で一覧表はいつでも見ることができます。
75 4番目のタブ「解説」でアプリの使い方やこの健康法について解説してます。
76 「あー」「いー」「うー」「ベー」の4つの動作はそれぞれ別の筋肉を刺激します。 筋肉の刺激
77 口の周り、顔、首、そして舌の筋肉が鍛えられるのです。
78 口を閉じていても、顔や下あごの筋肉が弱いと口呼吸になってしまいます。
79 口を閉じると、あごに梅干し状のシワがあるのは、筋肉が弱っている証拠です。
80 筋肉を鍛えずに鼻呼吸をしようとしても続きません。
81 とりわけ重要なのが「舌を鍛える」ことなのです。
82 筋肉をしっかり動かせると効果も出やすいのでマンネリにならないよう意識しましょう。
83 口を閉じた状態で舌の先が上顎に当たっているのが理想です。 舌の位置
84 舌の先が上の歯の裏に当たっているのは、舌の筋肉が弱っている証拠です。
85 上の歯裏に当たっている舌を後ろにずらし、硬口蓋に密着させるのが正しい位置です。
86 毎日あいうべ体操をすると、これができるようになります。
87 舌力がついて自然と口を閉じることができるようになります。
88 いつも口を閉じ、舌が天井に付く状態を目指しましょう。
89 4つの動作のうち口を閉じる力をもっともつけるのは「うー」です。
90 「ベー」と舌を伸ばすことにより舌の筋力がつきます。「えー」ではつきません。
91 「ベー」は非常に重要です。痛いと感ずるくらい伸ばしてください。
92 昼間あいうべ体操で口呼吸を抑えても寝てから口が開いては効果が半減です。 唇テープ
93 寝ている間は唇テープをしよう。10〜20ミリの医療用テープで唇に貼りましょう。
94 唇テープで検索すると通販で工夫を凝らした様々なものが売っています。
95 唇テープは一時的な対策です。自力で口が閉じられれば、寝ている間も閉じます。
96 口呼吸の改善は、あらゆる病気の原因治療につながります。 一般的あいうべ体操の効用
97 継続している人は、自然に鼻で呼吸ができるようになります。
98 アレルギー性疾患等の症状が改善していくことがあります。
99 口がいつも開いている方って結構居ますよね。特におすすめです。
100 何となく疲れやすい、だるい、やる気が起きない方にもおすすめです。
101 道具を使わないで、手軽にいつでもどこでも出来る健康法です。
102 アレルギー性疾患の方にも、思わぬ朗報と喜ばれています。
103 口呼吸の改善は、あらゆる病気の原因治療につながります。
104 鼻からする鼻呼吸に変えるだけでで驚くほどあなたの体が変わっていきます。
105 口呼吸は、慢性扁桃炎を引き起こす場合があります。
106 口、鼻の周りのリンパ組織が免疫異常を引き起こしてしまいます。
107 呼吸が自律神経に与える影響は小さくありません。
108 スポーツで口呼吸をした後は、意識して鼻呼吸に努めましょう。 あいうべ体操の留意点
109 吹奏楽でも口呼吸に戻りやすくなります。生活に戻ったら鼻呼吸を意識しましょう。
110 おしゃべり好きの人は要注意!あいうべ体操で鼻呼吸に戻しましょう。
111 マスクの生活も口呼吸になります。鼻呼吸を意識して大事な習慣を守りましょう。
112 この体操は忘れるのが大敵です。部屋のあちこちにリマインドする張り紙をしよう。
113 あいうべ体操による身体の変化に敏感になりましょう。
114 始めて2〜3日は頬や口角の周りが疲れたような感じを覚える筈です。
115 ゆるんでいた顔の筋肉が鍛えられてどんな表情も作れるようになります。
116 首こりや肩こりの解消や身体の冷えが軽減したと感ずるでしょう。
117 あいうべ体操を取り入れて子どもたちの欠席日数が減った小学校があります。 あいうべ体操の社会的意義
118 入所者の発熱が減った高齢者施設などの報告もあります。
119 この体操を考案された今井先生の想いはとにかく「鼻呼吸」の普及です。 今井先生の想い
120 そして、「いろいろな人に知らせて欲しい」と強く願っています。